タミヤ 1/72 ヴォート F4U-1A コルセア

零戦32型を作ろうとしてたんですが、同じような機体が続くのもあれなので零戦のライバル機、コルセアを作ります。
コクピットをある程度組み立ててからブラックを吹きます。影を残してみたいと思いまして。
その後機内色を吹きます。機内色は持っている塗料で適当に調色しました。
前回の零戦で上手くできなかった合わせ目処理を今回はちゃんとやります。
まずは爆弾で練習。
うまくできました。
ヘッドレストも同様に。
コクピットにデカールを貼ってウォッシング後に軽くドライブラシしてボタン類を浮き上がらせます。
コクピットの完成。
エンジンはブラック塗装後ドライブラシ。
機内も細部塗り分けして適当にウォッシングします。
胴体を貼り合わせた後、合わせ目消しをして消えてしまったモールドを彫り直します。
今回はスジボリ用ガイドテープを使用しました。デザインナイフでモールドを彫り直します。
スジボリ用ガイドテープ ワイド6ミリ x 30m巻(1個入)[CGT-6MM]
機銃口が円になっていないのでピンバイスで軽く円に近づけました。
胴体と翼の接着。
胴体と翼の間にかなりの隙間ができます。
ここはパテで埋めましょう。
このキットは零戦に比べるとパーツの合いが悪いです。
リベットモールドが多いのでパテや合わせ目の処理で消えてしまうモールドの復活が困難です。
リベットや曲線部分のモールドは諦らめて直線モールドだけでも復活を試みます。
今回はモールドよりも合わせ目処理に重点を置きます。
サフを吹いて合わせ目が消えているか確認します。
まあいいでしょう。
ちなみにサフはプロスプレーで吹きました。いやぁプロスプレーしょぼいですね。全然細吹きできません。
面塗りやサフにしか使えないです。サフも全体に吹く分にはいいんですが合わせ目のとこだけとかいうのは厳しかったです。
組み立てが完了しました。
いよいよ塗装です。とその前にキャノピーのマスキングです。
前回零戦でマスキングゾルに頼って失敗したので今回はマスキングテープメインで行ないます。
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まずキャノピーにマスキングテープを貼ります。 |
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つまようじで密着させた後、縁をボールペンでなぞります。 |
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このときにこんな感じでスマホの簡易ライトで照らしてやるとモールドが分かりやすいです。 |
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キャノピーから一旦剥がしてカッティングマットにペタリ。 |
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デザインナイフでボールペンの外枠をカット。 これをキャノピーに貼り直します。 |
こんな感じでマスキングの完了です。
頭上部分はアールがキツイのでマスキングゾルを使用してしまいました。
下面を調色したグレーで塗装しました。
指定色はホワイトなんですが、なんとなくグレーにしてみました。
今回はトライカラースキームに挑戦しようと思いますのでここから先は失敗できません。
果たして・・・
コクピット下のクリアパーツにひびが・・・接着剤もはみ出てる・・・クリアパーツにはGクリヤーを使うようにしたんですが扱いにくいですね。多少の白化には目を瞑って瞬着にしようかな。
先行き不安です。
さていよいよ塗装本番といったところまで来ました。
2色目はフリーハンドで行ってみたいと思いますが、本当のフリーハンドはさすがに怖いので鉛筆で下書きしました。
この線に沿って色を乗せて行きます。
色はMr.カラーのネイビーブルーにホワイトとブルーで調色です。
まあまあです。機首も同様に。
エアブラシって素晴らしいですね。素人でもこのくらいにはなってしまいます。
ただ鉛筆の下書きを消しゴムで消そうとしたんですが消えてくれないです。あんまり擦ってると塗料が剥げてきたので諦めました。
カラーリングは撃墜マーク?がかっこいいのでアメリカ海兵隊 第111戦闘飛行隊“デビルドッグス”を選択しました。
下面も塗り分け完了です。
3色目のネイビーブルーは塗り分け線をマスキングテープを使う方法を試してみます。
こんな感じでマスキングテープを少し浮かせて塗料を吹き付けます。
こんな感じになりました。ちょっと線がはっきりしすぎの気もしますが充分でしょう。
ちなみにネイビーブルーはMr.カラーのネイビーブルーを使おうとしたんですが、これブルーというよりグレーという感じで青っぽい要素がないように思ったのでブルーを足しました。
上面も基本塗装完了。
デカールを貼る前にスミ入れをしました。
光沢クリアーを吹こうか迷いましたが吹いていません。
スミ入れ完了。
続いてデカールをどんどん貼っていきます。
デカールを貼った後、主脚等のパーツを取り付け。
デカールですが、私の場合マークセッターを塗ったところにデカールを置いて位置を確定したらマークソフターでなじませます。
マークソフターを塗るとこのような感じでデカールがシワシワになります。
この状態で何もしないで放っておくと
ピッタリ密着してくれます。
ソフターを塗って水滴(ソフター滴?)が残るとその部分だけデカールが劣化(溶ける?)しますので、筆で塗ったらすぐに余分なソフターをキムワイプ等で吸います。
デカール糊の跡やデカールのテカりがあるのでクリアーを吹こうと思います。
ところどころシルバリングもしているのでデカールの保護も兼ねます。
水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きました。ちょっと白くなってしまいましたね。俗にいうカブるってやつでしょうか。
クレオスのつや消しを使いましたが、クレオスのやつはどう吹いても多少白くなるという情報もありますしこのくらいは仕方ないかな。
デカールを保護しようとして湿るくらい塗ってしまったのでこれが原因かもしれません。
この後のウェザリングでごまかせればいいと思います。
ウォッシングをしました。
やっぱりつや消しクリアーの上にウォッシングは全然拭き取れないですね。
埃がかぶったみたいになってしまいました。次回からはつや消しを吹くときは最後の工程とします。
今回は頑張って排気汚れをエアブラシで描いてみました。
細吹きは基本塗料を絞って低圧で吹くということですが、私のハンドピース(スパーマックス)は塗料を絞って低圧にすると塗料がなかなか出てくれません。なのでむしろ高圧にして吹きました。
なかなかそれっぽくなったと思います。
最後にアンテナ線を伸ばしランナーで張って完成です。
最後に零戦と。
コルセア大きいですね。
今回の教訓。
・デカール前に光沢クリアーは必須。
・つや消しの上にウォッシングは要注意。