タミヤ 1/72 スーパーマリン スピットファイア Mk.I

今回は初のイギリス機です。
コクピットはシンプルです。
細部塗り分けしてシートベルトのデカール貼り、ウォッシングしてドライブラシの工程です。
キャノピーのマスキングはマスキングテープとゾル改を併用しました。
キャノピーのマスキングで重要なのはいかに直線を出せるかだと思っています。
多少キャノピー枠に色が乗っていなかろうが、枠をはみ出していようが直線が出せていればそんなに違和感は感じません。
これなんてかなりウィンドウに塗装がはみ出してますけど違和感感じなくないですか?
ゾルですべてをマスキングするとどうしてもガタガタになりますので枠付近のマスキングはしっかりテープを使います。
プロペラの塗装です。
先端の黄色部分もしっかりマスキングしてエアブラシで塗装します。
筆で塗ればマスキング要らずでものの数十秒で塗れますが、やっぱりエアブラシだと仕上がりが断然よくなります。(その前にバリちゃんと取れって話しですね・・・)
近所の模型屋の展示作品は先端部分が筆塗りで他はよく塗れているのにその部分が非常に残念に感じました。
モノクロームのリベットメーカーを手に入れたのでリベットを打ってみます。
リベットメーカー
この商品初期状態だと使い勝手が悪く評判がよくないです。
ちょっと改造すると使い勝手がよくなります。(刃のガード部分を削って刃がどの角度でも当たるようにする)上の画像は改造済みです。
リベットを打つ部分ですがまずは設計書を探します。
google画像検索で「spitfire blueprint」 で検索してみます。
blueprintってワードが重要っぽいです。
または下記URLから探します。
http://www.airwar.ru/other/draw/
設計図が入手出来たらそれを真似てリベットを打ちます。
スジボリガイドテープでガイドして打ちました。
リベット打ちですが、この商品みたいにコロコロ回して打てるリベットメーカーが現在はあまりないようで、在庫も少ないです。
リベットツールとしてはかなり安い部類だと思うのでリベットを打ちたい人は買っておいたほうがいいと思います。
刃が4つ入っていて今回使用したのは一番間隔が小さいやつです。
機体が1/72と小さいのでこの場合間隔が広いものを使うのが正しいのか小さいものを使うのが正しいのかいまいち分かりません。
スケールが小さいのでディテールを端折る=リベットも端折る、ので間隔が広いものを使うのが正しい気も。
下面塗装です。
指定色はスカイですが持ってないので零戦21型のときに使った灰緑色で代用です。
指定色を毎回買ってたらすごい数になっちゃいますよね。
脚部格納部も同色っぽいので塗るのは簡単です。サフレスです。
上面は迷彩塗装となります。
XF-52:1+XF-64:1の明るい色とAS-09(XF-58:1+XF-62:5)の暗い色で迷彩します。
もちろんどの色も持っていないので持っている色で適当に塗ります。
明るい色を全面に塗ったあと迷彩の境界線をぼかしたいので練り消しでマスキングしてみます。
ダイソーのねりけしくんです。
練り消しを細長く伸ばして迷彩の境界に置いていきます。ここに暗い色を吹き付けます。
このように境界をぼかして塗装できました。
練り消しですが、粘度が殆どないため思う位置で固定できません。
なのでこのように細切りにしたマスキングで止めながらカーブを描きました。いやぁめんどくさい。
やっとの思いで全体マスキングが完了。
塗装説明では境界はもっと波打っててこんなにシンプルなカーブではないのですが練り消しではこんなもんで限界です。
暗い色を吹いてマスキングを剥がします。緊張する一瞬です。
満足いく形にできました。
この後光沢クリアーを吹いてデカールを貼ります。
機体横のデカールがかなり失敗してしまいました。
このデカールは今までと比べてかなり薄い気がします。セッターを塗ったあとにデカールを置いてもうまく動いてくれませんでした。
セッターにも軟化剤が少量入ってるということなので手間取れば手間取るほど動かしづらくなっていきます。んー難しい。大きいデカールは文字ごとに切って貼るのがよさそうです。
ちなみにデカール(カラーリング)は第601飛行隊 s/n L1043 DW◎Oを選択しました。
デカールを貼り終えてウォッシング兼スミ入れ。
その後につや消しクリアーを吹きました。
今回は水性ホビーカラーのつや消しクリアーはやめてガイアのフラットクリアーを吹きました。このクリアーは白かぶりしないのでよいです。
キャノピーを取り付け。
最後に排気汚れを描いてアンテナ線を伸ばしランナーで張ったら完成です。
ちなみに今まで撮影はSonyのDSC-WX7を使ってたんですが壊れてしまったのでPentaxのQ10を購入しました。
レンズは02のStandard Zoomが付いていてコクピット、キャノピー、リベット設計書、リベット打った後の画像はそのレンズで撮りました。
最短撮影距離が30cmで模型撮影には使えません。
そこで急遽マクロ撮影にも使えるという04 Toy Lens Wideを追加しました。
そのレンズで撮ったのがその他の画像です。
模型撮影用として充分使えると思います。